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*この記事は、日高新聞のライターが店舗に伺い、店主にインタビューをして制作しています。
原宿はやし連の情報

項目 | 詳細 |
---|---|
タイプ | 習い事 |
発足 | 1983年 |
流派 | 小田原囃子若挟流(飯能市の前田囃子保存会より伝承) |
練習場所 | 〒350-1205 埼玉県日高市原宿174−35 原宿区公会堂 |
会員数 | 25名 |
年会費 | 学生:無料 社会人:3,000円 |
主な活動 | 原宿まつり(2025年は8月10日) 日高市民まつり |
活動日 | 目安として月2回 |
SNS | https://www.instagram.com/harajuku884ren/ https://www.facebook.com/harajyukuhayashiren/?locale=ja_JP |
活動時間 | 小中学生18:30~19:30 大人 19:30~20:30 |
お囃子を取材
恥ずかしながら「お囃子」というものをよく知らない私。
今回はその魅力を探るべく、「原宿はやし連」の練習の様子を取材させていただくことになりました!
練習場の扉を開けるた瞬間、太鼓と笛の音色が体に響き渡ります。
どこか懐かしくて、それでいて胸が高鳴る音色。
蒸し暑さの中に、どこか心地よい夏の気配が混じっていて一気にお祭りの世界に引き込まれるような感覚でした。
締太鼓(ツケ)2、大胴1、笛1、鉦1 の五人囃子で構成されている。
夏は屋台で祇園囃子、秋は舞台で屋台囃子披露。
祇園囃子は7曲 屋台囃子は4曲あり、練習は月2回通年で行われている。



練習風景



会長にインタビュー!
・甘蔗裕貴(かんしゃ ひろたか)
・1980年6月30日(44歳)
・日高市出身
・建設会社で財務管理職
・幼稚園の頃に入会
・はやし連の会長には2013年から現在に至るまで
・日高祭囃子連合会常務理事

名字が珍しい、、、
原宿はやし連設立について



原宿祭りを正式にやるのにあたり、お神輿があるならお囃子もということになり近隣の人に呼びかけてはやし連を作り発足したのが流れになります。



日高市内のはやし連の中では歴史が浅いほうになります。
日頃の活動について



日頃の活動について教えてください。



月2回を目処に小中学生が18時半~19時半
大人が19時半~20時半の時間練習をしています。



日高市以外の方も参加可能ですか?



日高市外の方も参加可能で、現在も鶴ヶ島市の方や元々日高市に住んでいた方などがいます。



普段はどういった練習をされているのですか?



飯能市の前田囃子保存会より伝承していただいてまして、そこで習った事を練習しています。



大きく分けて夏のお囃子の曲と秋のお囃子の曲を練習してます。



今の時期ですと、はやし連のメイン行事で8月10日に行われる原宿祭りに向けて練習をしています。



会員募集をするために行っていることを教えてください。



年に1回、回覧板を出しているのですが、それでもなかなか厳しい部分もありますので、InstagramとFacebookを運用しています。



どういった活動をしているのかを動画で紹介しています!
https://www.instagram.com/harajuku884ren/
https://www.facebook.com/harajyukuhayashiren/?locale=ja_JP



気になる方はぜひ体験や見学などしてみてね〜!!



お囃子ではどのような楽器が使われているのですか?



私共がやっているのは5人囃子というもので、ツケと呼ばれる締太鼓が2つ、大胴が1つ、笛が1つ、鉦1つで構成されております。











全部できないとダメとか楽器の担当が決まっていたりするんですか?



うちでは太鼓ができたら大胴。学校でフルートをしてた子は笛をチャレンジさせたりしています。



最近力を入れているのは子供の踊りですね。



今までは大人が踊りを担っていたんですけど、小さい子の衣装を用意しまして、、、



小さい子達の踊りは観客の方も大変喜んでくださるので踊りに力を入れています!



楽器が苦手な子も参加できるのでいいですね!



夏のお囃子は5人囃子で構成されているのですが、秋のお囃子はそこにひょっとこや、獅子、狐などの踊りが入り、そして舞台で披露します。



神輿の上で演奏されているものとは違うんですか?



神輿の上ではなく屋台ですね。



私どもは屋台で家々を回ってそこでお祝い金を頂戴するとお礼に屋台を玄関に向けて、そこで家内安全などを祈願したお囃子を1分間くらい演奏させてもらうというような文化になっています。
会長になられた経緯



何歳から会長になられたんですか?



30歳ぐらいで会長に就任しました。



それより前の会長さんが80代で年齢的にも代替わりをしたいという時に、私が一番長く在籍していたということもあり、会長に就任いたしました。



町内の会長さん達と並ぶと一番若いです( ´∀` )



会長さんが若いと20代の方とか若い方も入りやすそうですね!



若くして会長になられた苦労を教えてください。



自治会の集まりなどでは私より目上の方が多いので、関係を深めていく所が一番苦労しました。



ですが、会員の方とは年齢が近いのでコミュニケーションが取りやすいのではないのかなと感じています。
若い世代・観客の方に伝えたい事



自分が長年やって楽しかったものですし、途絶えさせてはいけない、地域に残していかないといけないという責任感があります。



また、お囃子は小さいときから大人になってまでできるものでゴールがなく、やればやるだけ上達することができます。



そういったものに触れてもらいたいです!



伝統文化はなかなか触れる機会が少ないですが、お囃子は触れやすくて始めやすいですね!



あと、お囃子を通して地元愛とかに繋がったらいいなと思います!



親子でできるのでそれもいい事だと思います!



親子で一緒の習い事をできるものはなかなかないのでいいですね!



お囃子の文化をアピールして広げていきたいです!
取材を終えて
初めてお囃子の練習場に足を踏み入れた瞬間、太鼓や笛の音色が体の芯まで響き渡り、一気に夏祭りの情景が浮かび上がりました。
世代を超えて地域の人々が一つになり、伝統を大切に守り続ける姿に心を打たれました。
お囃子はただの音楽ではなく、日高市の人々の絆や誇りそのものなのだと感じます。
これからもこうした文化が多くの人に伝わり、未来へと受け継がれていくことを願っています。
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